温川農場の作物

温川は、山間部でありながら日照に恵まれ、豊かに耕された土壌とミネラル分たっぷりの湧き水に助けられ、昔からおいしいお米が穫れるところと知られていました。この豊穣な里の大地に農薬など余計なものを足さず、自然の営みを最大限に生かし、ほんとうにおいしい作物を育てるため、私たちは手を抜かず、できることを少しずつ実現しようとしています。

1. なた豆

童話『ジャックと豆の木』のモデルになったといわれる“刀豆(なたまめ)”は、さやの大きさが30〜50cmほどもあります。その豆とジクを煎じてつくるお茶“なた豆茶”は昔から漢方薬として知られ、ここ温川でも、以前からつくられていた作物のひとつです。

2. お米

温川のお米は、小粒ですが“もっちりとしていて甘みがある”といわれます。それはおそらく、太陽のおかげ、水のおかげ、豊かな土のおかげです。2013年秋、私たちにとって初めての収穫を迎え、年々収穫量も増えています。できるだけたくさんの人に味わってもらいたい、自慢のお米です。

3. 小麦

2014年から小麦の栽培を始めることにしました。まだまだ実験的な試みですが、将来的には、『paradise・cafe』の人気メニュー・窯焼きピザやケーキなど、カフェのメニューに欠かせない作物になってくれることでしょう。

4. オリーブ

裏の畑では、オリーブを育てています。地中海原産のため乾燥に強く、霜や凍結に弱いという性質がありますが、温川の日照時間の長さを考えれば、きっとよく育ってくれると信じています。おいしいオリーブオイルができるのをお楽しみに!

5. にんにく・しょうが

畑の一部で、「行者にんにく」や「無臭にんにく」、そして「しょうが」などおいしい料理に欠かせない作物を数種類作付けしています。小面積での栽培ではありますが、いずれ、健康な食事の名脇役を演じてくれると期待しています。

6. どんぐり

温川では、日本の天然林をつくっていた広葉樹の苗を育てています。山でどんぐりを拾い集め、選定し、ポットに植え付け、苗木へと育て、植林し、最近問題になっている森林荒廃を食い止めるプロジェクトです。どんぐりの根は「ゴボウ根」といって地中深くまっすぐに伸びてくれます。土をしっかり保持するため、国土保全には無くてはならない品種として注目を集めています。ちなみに、どんぐりはブナ科のクヌギ、カシ、ナラなどの果実の総称なんですよ。ご存知でした?

ほかにも、根菜類や葉菜類などもこれから育てていく予定です。
でも、いちばん味わってほしいのは温川の「水」。笠塔山の伏流水が湧き出たこの水のなかにこそ、温川の“おいしさ”と滋養がたっぷりと詰まっているから。カフェで出す水も、作物を育てる水も、温川に生きる鹿や猪、カエルやゲンゴロウなどなど、を育んでいる水も、まったく同じ水なんです。